外科

特色・方針

がん診療連携拠点病院である当院では1年間におよそ2,000名の患者さんが新たにがんと診断を受けています。当院の特徴はなかでも消化器がんが多く、食道・胃・大腸の消化管だけで半数の1,000名以上になります。これらの患者さんは各種がん治療ガイドラインに沿って、また、患者さん一人ひとりの背景により、消化器内科、腫瘍内科、放射線科などと連携し、内視鏡治療、手術、抗がん剤治療、緩和治療が行われています。当科では患者さんの手術の負担を軽減すべく、県内でも早期に腹腔鏡・胸腔鏡手術を導入しました。2002年に大腸がん、2004年に食道がん、2008年に胃がんで早期がんから適応しました。安全性・根治性を担保した上で徐々に適応を拡大、2023年ではこれらの手術では76%が腹腔鏡・胸腔鏡手術となりました。食道がんで術後2週間、胃で1週間、大腸で5日での退院を設定したクリニカルパスを導入、早期退院・早期社会復帰に努めています。
また、手術を受けられる患者さんの平均年齢も年々高齢化してきました。高齢者では、循環器疾患や呼吸器疾患など別の病気で治療中の患者さんも多く、手術後はHCU(High Care Unit)で集中的に管理し、より安全な術後管理ができるよう努めています。

施設認定

日本外科学会外科専門医制度修練施設
日本消化器外科学会専門医修練施設
食道外科専門医準認定施設
肝胆膵高度技能専門医修練施設
日本胆道学会認定指導施設
日本膵臓学会認定指導施設
大腸肛門病学会認定施設
日本乳癌学会関連施設
JCOG胃がんグループ・大腸がんグループ参加施設

 

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