ISO15189（臨床検査）の認定取得

検査科と病理部は、2021年4月16日付けでISO15189の認定を受けました。ISOとはInternational Organization for Standardization（国際標準化機構）の略で、産業の国際標準を定める国際機関であり、ISO15189はその中で臨床検査に特化した認定です。すなわちこの認定は、本院の検査科と病理部が国際規格に基づく技術能力を有する臨床検査室であると客観的な外部評価を受けたことを意味するものです。

検査科と病理部では2019年度より、この認定取得に係る各種要求事項を達成すべく、職員一丸となって努力してきました。2020年初め頃からはコロナ禍の影響もあり、作業が計画通りに進まないこともありましたが、2020年度内になんとか申請手続きが終了し、今回の認定となりました。新潟県内では7施設目の認定です。
2021年5月13日には富所病院長や渡辺事務長にご出席いただき、認定報告会が開催されました。富所病院長からは認定取得における検査科・病理部の職員の努力への慰労と感謝の言葉が述べられ、感謝状の贈呈もありました。

　　　　　中野検査部長

　　　富所病院長より感謝状贈呈

　　　　　報告会集合写真

今回のISO15189の認定により、臨床検査の精度が確保され、またそれによって医療の品質が担保されます。さらに、技師の能力向上、業務の標準化や運営の効率化、医療サービスの向上など様々な効果が期待され、先進医療や臨床治験の推進につながる可能性もあります。今後はこの認定の維持に努め、臨床検査の信頼性と安全性を高めて、更なる医療への貢献に努力する所存です。

2021年5月31日
検査科部長　中野正明