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血液内科


 

2014年 4月更新

 

 スタッフ

 

 

 岸 賢治 内科部長(日本血液学会指導医)
坪井 康介 内科医長(日本血液学会指導医)

 

 

 

 血液内科部門のご案内

 

 

血液内科では、
 血液中の3つの細胞成分(赤血球、白血球、血小板)の異常と、免疫や血液凝固に関連した蛋白成分の異常を示す病気を対象とします。

<代表的な疾患>
赤血球の異常
 赤血球の病気の代表的なものは貧血で、顔色が悪い・めまいがするなどの症状のほか、動悸や息切れなど、心臓や肺の病気と誤るものや、疲れやすいなどが主な症状であることもあります。貧血の原因はさまざまで、鉄欠乏などの栄養障害によるものは治療しやすいのですが、いろいろな病気が原因となって造血(血液を造る骨髄の機能)障害を起こしますので、貧血は血液疾患を疑う1つの症状です。この場合には、それぞれの原因となる病気の治療が必要です。

白血球の異常
 白血球が異常になる疾患はさまざまです。白血球の数の異常としては、細菌感染などの炎症性疾患にともなう反応性白血球増加は感染の治療(抗生剤など)が行われますが、白血球の分類で異常細胞が出現する場合、白血病などの悪性疾患が見つかる場合があります。また、白血病の中には白血球数が正常の場合や減少することがありますので、診断には白血球を顕微鏡で観察して異常細胞の有無を調べる必要があります。
 白血病にはいろいろな種類があり治療法・治療の難しさ・治療効果が違いますので、正確に診断して、よい治療が行われればよい結果が得られます。当院には無菌室が5床あり、白血病の治療の際に利用されます。
 白血球系の病気でもっとも多いのは、悪性リンパ腫です。白血球の一種のリンパ球は免疫を担当する細胞で、リンパ節のほか全身に関連組織があります。そのため、悪性リンパ腫は全身の組織から発症します。腫瘍の広がり具合と病理組織型が治療の効果を推定するのに重要で、CTなどの画像診断とともにリンパ節生検による組織診断が必要です。

血小板の異常
 血小板数の異常は骨髄の病気でしばしば見られます。骨髄の機能は正常なのに血小板数が減少する疾患の代表は特発性血小板減少性紫斑病です。血小板数の減少は出血傾向を起こします。皮膚の点状出血(1-2mmの赤い斑点ができる)や打ち身のあざ(紫斑)が出来やすくなります。鼻血や歯茎からの出血を見ることもあります。原因は自己免疫で、異常抗体による血小板の破壊が原因で、副腎ホルモン剤などの免疫抑制治療を行います。最近注目されている事ですが、30-50%にピロリ菌感染(胃粘膜に感染し胃炎などの原因となる)を合併していて、ピロリ菌の殺菌治療を行うと血小板数が正常になります。また、新しいサイトカイン治療も始まっています。

免疫グロブリンの異常
 血液中の蛋白の異常を起こす病気の中で多発性骨髄腫は特殊な疾患です。免疫蛋白を作る形質細胞の悪性疾患で、骨髄の中で増加するため多くは骨を破壊してスカスカにしたり穴を開けたりします。背骨の圧迫骨折で見つかることも多く、腰痛が治りにくい場合にこの病気が見つかることがあります。重症になってくると造血障害として貧血や血小板減少を示すことがあります。またしばしば異常蛋白が腎臓にたまって腎臓機能障害を示すことがありますので、腎臓内科から紹介されてくる場合もあります。いずれにしても健康診断などで血清蛋白の検査や尿蛋白の検査により早期発見を行い、骨や腎臓が傷まないうちに治療を行うことが必要です。ただし、まだ悪性となる前に異常蛋白が見つかり経過観察をしている方や、骨髄腫の早期でまだ治療の必要ない方も経過観察を行っています。

<血液疾患の治療>
 白血病・リンパ腫・骨髄腫・特発性血小板減少性紫斑病では、毎年、新しい治療薬が開発されています。病気の診断方法も新しく開発され、細胞診断・遺伝子診断・CTやMRIなどの画像診断も応用できるようになっています。当院では、これらの新しい技術を取り入れた世界の治療成績をもとにした根拠ある医療(EBM)を目指しています。

<情報提供>
 病気の説明は、基本的にはご本人に病名を告知して、医療関係者と共に、よい治療を目指していくのが望ましいと考えます。しかし、当院で治療を受けられる患者さんの多くは65歳以上のかたで、中にはご自分の病状を理解できない方もおられます。そのため、ご家族の方のご協力もどうしても必要な場合があります。悪性疾患の治療は副作用も多く、適切な対応を行わないと治療効果が悪くなってしまいます。良い治療結果のため、患者さんにもご家族にも、病気と治療について理解していただけるよう、説明していきたいと思います。

 

 

 

 外来化学療法室のご案内

 

 

 当院は、県内で最も多く、がんの治療を行っている病院のひとつです。中越地区では赤十字病院とともにがん診療拠点病院として役割を担っています。
 がんの治療法として手術療法・放射線治療と並んで化学療法(抗がん剤治療)は、新しい抗がん剤が開発されたことから著しい進歩をし、治療成績も目覚しく改善しています。以前は、抗がん剤の投与は苦しい副作用のため入院治療が必要でしたが、最近の薬は副作用も少なく、また、副作用に対する治療法も進歩しています。そして、外来での抗がん剤治療に切り替えると、治療期間中も仕事や趣味の時間を持つことができ、残された時間を有意義に過ごす(いわゆるQOLを改善する)ことができるわけです。
 化学療法室は1階・第2ブロックに併設され、昨年の拡張工事により2010年12月より30床に増床されました。各ベッドには個人用テレビも設置され数時間の点滴時間も快適にすごすことができます。また、待合などに使われるラウンジスペースもあり、病気に関するパンフレットや院内図書館からの本が取り揃えてあります。
 外来で化学療法を受ける方は年々増加しており、現在は月に400件程度ですが、ベッドの数からはまだ余裕がありますので、ご希望の方は主治医にご相談下さい。
 スタッフの数には限りがありますが、安心・安全を第一により快適にスムーズに治療が受けられる環境づくりを心がけています。

 

 

 

 

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